京都の金福寺を訪れた際に「村山たか女縁の寺」となっていたのですが、 村山たか女って誰?有名な人?と興味をひかれてこの本を読んでみました。 NHK大河ドラマの第1弾として取り上げられた小説だそうですね。 昔過ぎて映像は残っていないそうですが。
村山たか女は、井伊直弼に仕える長野主膳とともに 京都にいる尊王攘夷派の情報を江戸に送るスパイとして 安政の大獄に大きく加担した人物だそう。 井伊直弼とは、彼がまだ彦根で部屋住みをしている時代に 三味線の師匠として知り合い深い仲になるも、 直弼は、たか女が師弟関係を結んだ国学者の長野主膳の愛人ということで身を引く。 しかし、その後兄の死を受けて彦根藩主となり、江戸で大老となっても たか女のことが気になる直弼。
一方、長野主膳との愛人関係は続くも、仕事に没頭してつれない主膳への当てつけで 言い寄られていた金閣寺の寺侍、多田一郎と結婚するたか女だったが、 満足できない彼女は多田のもとから逃げ出し、主膳のところへと戻ってくる。 妻を取り返そうと執拗にたか女を探し出そうとする多田。 たか女は男性を惑わす魅惑的な女性として描かれているのですが、 これだと大河ドラマというよりお昼のメロドラマ?
井伊直弼って強面のオジサンなイメージがありますが、 部屋住み時代は歌を詠んだり茶の湯に通じたりと意外にも文化人だったそう。 一生部屋住みで終わるはずだったのに、彦根藩主になり、大老にまでなって 政治の表舞台へと出ていくわけですから、人生わからないものです。
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